未経験からWebディレクターは無理?「やめとけ」と言われる5つの理由と転職成功ルート【2026年版】

Webディレクター転職のイメージ

こんにちは、カイトです。
元住宅営業マンで、Webディレクターを経て、現在はIT企業のWebプロデューサーとして働いています。

「Webディレクターってかっこよさそうだけど、『激務だからやめとけ』って本当?」
「未経験だと『板挟み』で心を病むって聞いて怖い…」

その不安、痛いほどわかります。
正直に言いますが、WebディレクターはIT業界の中でもトップクラスに「泥臭い」仕事です。

華やかなイメージだけで飛び込むと、間違いなく後悔します。

でも、これだけは断言させてください。
「営業や接客の経験がある人にとって、これほど『勝ちやすい』職種は他にない」と。

AIが進化する2026年現在、プログラミングだけのエンジニアが淘汰される中で、「人とAIを動かせるディレクター」の価値は爆上がりしています。

この記事では、現場のリアルを知る私が「やめとけ」と言われる5つの理由と、それをひっくり返す「生存戦略」を暴露します。

Webディレクターとは?(実は「指揮者」というより「総監督」)

Webディレクターを一言で言うなら、「プロジェクトを何がなんでもゴール(公開)させる責任者」です。

「指揮者」とかっこよく表現されることもありますが、実際はもっと泥臭いです。
落ちているボール(誰もやらないタスク)を拾いまくる「総監督」のようなイメージです。

Webディレクターの具体的な1日(例)

未経験の人がイメージしやすいよう、リアルなスケジュールを紹介します。

  • 10:00 朝礼・Slack確認
    デザイナーからの「これどうなってますか?」という質問チャットを5件ほど捌く。
  • 11:00 定例会議(Zoom)
    クライアントと進捗確認。要望が急に変更になり、必死に調整する。
  • 13:00 ランチ
  • 14:00 画面設計書(ワイヤーフレーム)作成
    Figmaを使って、サイトの構成案を作る。※ここは結構クリエイティブで楽しい時間。
  • 16:00 エンジニアへの依頼
    「この仕様で実装お願いします」とNotionでチケットを切る。
  • 18:00 デザインチェック
    上がってきたデザインがスマホで崩れていないか確認し、フィードバック。
  • 19:00 翌日のタスク整理・退社
Webディレクターの打ち合わせ風景
泥臭い調整業務が8割ですが、チームで動く一体感は格別です

「Webディレクターはやめとけ」と言われる5つの理由【覚悟してください】

では、なぜ「やめとけ」と言われるのか。現場のリアルな闇を包み隠さず話します。

1. 「板挟み」のストレスが半端ない

これが最大の理由です。
クライアント(お客様)は「神様」ですが、現場のクリエイター(デザイナー・エンジニア)は「職人」です。

クライアント:「明日までに修正よろしく!」
クリエイター:「は?そんな急に無理ですよ。ディレクターがちゃんと断ってくださいよ!」

この間に立って、双方の顔を立てながら調整するのが仕事です。
メンタルが弱いと、ここで心が折れます。

2. 仕事が終わらない(AI禁止のブラック企業は地獄)

Web制作は予期せぬトラブルの連続です。
「バグが出た」「急に仕様変更」などで、残業が発生しやすいのは事実。

特に危険なのが、「DX化が遅れている会社(=令和のブラック企業)」です。
議事録を全て手打ちさせたり、ChatGPTなどのAIツールを「セキュリティ」という名目で全面禁止している会社に入ると、無駄な作業で忙殺されます。

でも大丈夫。
AIを積極的に導入しているモダンな会社を選べば、残業は劇的に減らせます。

3. 責任の所在が曖昧になりがち

デザインが変ならデザイナーの責任、バグが出たらエンジニアの責任…とはなりません。
「それをチェックしてOKを出したディレクターの責任」になります。

「自分は手を動かしていないのに、謝るのは自分」という理不尽さに耐える必要があります。

4. 幅広い知識のアップデートが必要

Web技術、デザインのトレンド、SEO、マーケティング、そして最近では生成AI。
学ぶべき範囲が広すぎます。「勉強嫌い」な人には絶対に務まりません。

5. 初任給がエンジニアより低い

未経験の場合、最初は「見習い」扱いになるため、年収300万円台からのスタートも珍しくありません。
即戦力になるまでは、給与面での我慢が必要です。

それでも私がWebディレクターを激推しする3つの理由

ここまで脅しましたが、それでも私は「営業・接客経験者はWebディレクターになるべき」だと確信しています。
理由はシンプルです。

1. 営業の「交渉力」がそのまま「最強の武器」になる

エンジニアはプログラムのプロですが、コミュニケーションが苦手な人も多いです。
そこで、あなたの「空気を読む力」「相手の要望を汲み取るヒアリング力」が輝きます。

「技術は後から学べますが、対人スキルは一朝一夕では身につきません」
採用面接でも、ここをアピールすれば未経験でも即戦力として見られます。

2. AI時代でも「人間管理」だけは自動化できない

コードを書く仕事はAIに代替されつつありますが、
「気難しいクライアントをなだめる」「落ち込んでいるデザイナーを励ます」といった感情労働は、AIには不可能です。

むしろAIツール(ChatGPTやCopilot)を使いこなして資料作成を時短できれば、
「人間力」で勝負するディレクターの価値は2026年以降、さらに高まります。

3. キャリアの「広がり」がすごい

Webディレクターを経験すると、Webビジネスの全体像が見えます。
その後のキャリアパスは無限大です。

Webディレクターからのキャリアパス図解
Webマーケターやプロデューサーへの道が開けます

年収1000万超えのプロデューサーになるもよし、フリーランスで自由に働くもよし。
「苦労してでも手に入れる価値のあるプラチナチケット」、それがWebディレクターという職種です。

未経験からWebディレクターへ!失敗しないロードマップ

いきなり「サイト改善案作れ」なんて言われても無理ですよね。
現実的な3ステップを紹介します。

STEP1:IT用語とAIツールに慣れる(INPUT)

まずは言葉の壁を超えましょう。
「ITパスポート」レベルの用語を勉強しつつ、必ずChatGPTなどの生成AIを使ってみてください。

「ChatGPTを使って、架空のカフェのサイト構成案を作ってみました」
面接でこれを見せるだけで、他の未経験者と圧倒的な差がつきます。

STEP2:情報のまとめ力をアピールする(OUTPUT)

立派な企画書は不要です。
代わりに、自分が気になったWebサイトの「分析ログ(観察日記)」をつけてみましょう。

  • ターゲット:誰向けのサイトか?(例:20代女性)
  • 良い点:なぜ使いやすいか?(例:ボタンが大きくて押しやすい)
  • 改善点:自分ならどう直すか?

これをnoteやNotionにまとめておき、職務経歴書にURLを貼る。
これだけで「お、この子は普段からWebを意識して見ているな」と評価されます。

STEP3:ホワイト企業を見抜く「逆質問」の準備

最後に、転職エージェント経由で応募しますが、ここで重要なのが「ブラック企業の回避」です。
面接の最後の「逆質問」で、さりげなく以下のことを聞いてみてください。

  • 損する聞き方:「残業は多いですか?」
    (ストレートに聞くと『やる気がない』と誤解される恐れがあります)
  • OKな聞き方:「効率的に働いて成果を出したいのですが、御社ではチャットツールや生成AIなどの活用は推奨されていますでしょうか?」

ここで「うちは禁止だよ」「基本は電話だよ」という会社は、入社後に苦労するので避けた方が無難です。

未経験におすすめの転職エージェント【タイプ別】

Webディレクター求人は特殊なので、使うエージェントを間違えると一生決まりません。
あなたのタイプに合わせて選んでください。

1. ワークポート

【とにかく早く、数多くの求人を見たい人向け】

IT未経験の転職決定数No.1。「質より量」の傾向はありますが、未経験OKのディレクター求人はここが一番多いです。
登録後すぐに面談連絡が来るので、熱量が冷めないうちにすぐ動けるのもメリットです。

2. Tamesy(タメシー)

【20代・第二新卒で「研修」も重視したい人向け】

20代に特化したエージェントです。ブラック企業を徹底排除しているのが特徴。
「いきなり現場に放り出されるのは怖い、研修がしっかりしている会社がいい」という堅実派におすすめです。

3. リクルートエージェント

【地方在住・大手志向の人向け】

言わずと知れた最大手。Web制作会社だけでなく、事業会社(メーカーなどのWeb担当)の求人も豊富です。
ワークポートと併用して、選択肢を広げるために使いましょう。

まとめ:Webディレクターは「泥臭い」けど「面白い」

Webディレクターは、AI時代でも生き残れる数少ない「対人スキル職」です。
大変なことも多いですが、自分の関わったサイトが世に出て、多くの人に使われる喜びは他では味わえません。

「自分にもできるかな?」と思ったら、まずはエージェントで話を聞いてみてください。
あなたのその「営業経験」を欲しがっているIT企業は、山ほどありますよ。