「未経験なら、まずはテスターからどう?」
IT転職のエージェントでこう言われ、「テスターって何? 誰でもできる簡単な仕事でしょ?」と思ったあなた。
半分正解で、半分間違いです。
確かにテスターは未経験から最も入りやすい職種の一つです。しかし、「思考停止でポチポチするだけの人」になると、30代になっても年収300万円台から抜け出せなくなります。
この記事では、テスター(デバッグ業務)のリアルな実態と、そこから這い上がって高年収QAエンジニアを目指すための「生存戦略」を徹底解説します。
1. 「テスター」とは? デバッガーとQAエンジニアの違い
一言で「テスター」と言っても、実はレベルによって仕事内容が天と地ほど違います。
| 職種名 | 仕事内容 | 年収相場 |
| デバッガー(テスター) | 決められた項目書通りにテストを実行する。 バグを見つけて報告する。 |
250〜350万円 |
| テストリーダー | テストの進捗管理、メンバーの指導。 報告書の作成。 |
350〜500万円 |
| QAエンジニア | テスト計画の策定、自動化ツールの導入。 品質保証の仕組み作り。 |
500〜1,000万円 |
未経験者が最初に任されるのは、一番上の「デバッガー」としての業務がほとんどです。
2. 「テスターはやめとけ」と言われる3つの理由(底辺のリアル)
ネットで検索すると「テスター 底辺」「テスター やめとけ」という言葉が出てきます。なぜでしょうか?
①単純作業の繰り返しでスキルがつかない
「スマホの画面を100回タップする」「同じ文字をひたすら入力する」といった単純作業が延々と続くことがあります。これではプログラミングスキルは身につきません。
②給料が上がりにくい
誰でもできる仕事=価値が低い仕事、と見なされがちです。単価が低いため、何年やっても給料が上がらないことがあります。
③開発エンジニアへの道が遠い
「テスターから始めて、ゆくゆくは開発へ」という甘い言葉を信じて入社したものの、3年間ずっとテストだけ…というケースも少なくありません。
3. それでも未経験がテスターから始めるべき理由
ここまで悪い話をしましたが、それでも私は「未経験ならテスターから入るのはアリ」だと断言します。
なぜなら、現在のIT業界において、完全未経験がいきなり開発職に就くハードルは非常に高いからです。
- 入りやすさが段違い: 開発職の求人倍率に比べ、テスターは需要があり採用されやすいです。
- システムの全体像がわかる: テストを行うことで「どんな仕様で動いているのか」「どこでバグが起きやすいのか」を肌感覚で学べます。
- 「品質」の視点が身につく: これは後のキャリアで強力な武器になります。
4. 地獄から脱出せよ! 年収を上げるキャリアステップ
重要なのは「テスターで終わらないこと」です。以下のようなステップアップを目指しましょう。

STEP 1: 開発知識をつける(SQL・Linux)
ただ言われた通りにテストするだけでなく、「データベースの中身を確認する(SQL)」「サーバーのログを見る(Linuxコマンド)」といったスキルを独学で身につけましょう。「技術もわかるテスター」は重宝されます。
STEP 2: テスト自動化を学ぶ(Selenium・Playwright)
今、最も市場価値が高いのが「テスト自動化」ができるエンジニアです。手動でやっていたテストをプログラムで自動化できれば、年収は一気に跳ね上がります。
5. 未経験からテスター・QAエンジニアを目指すおすすめエージェント
テスター求人は多いですが、中には「一生デバッグ」のブラック企業も混ざっています。キャリアパスを考えてくれる・未経験に強いエージェントを選びましょう。
①Tamesy(タメシー)
20代・未経験に特化したエージェントです。「学歴不問」「再チャレンジ」を掲げており、テスターから正社員としてキャリアをスタートさせるのに最適です。
まとめ
テスターは決して「底辺」ではありませんが、漫然と続けていると市場価値が上がらないリスクがあります。
「まずは業界に入るための切符」と割り切り、入社後に猛勉強してQAエンジニアや開発職へステップアップするのが、賢いキャリア戦略です。