「地方にはITの仕事がない」…これって本当?
「エンジニアになりたいけど、東京に出ないと無理?」
「今の家賃や生活費を捨ててまで、上京するリスクは取れない…」
地方在住でIT転職を考えている方なら、一度はこう悩んだことがあるはずです。
結論から言えば、「東京に出るのが最短ルートであることは事実」ですが、「東京に出るしか道がないわけではない」というのが正解です。
元IT営業としての経験から言えるのは、あなたが「どこに住んでいるか」と「どれくらい稼ぎたいか」によって、取るべき戦略はまるで違うということです。
この記事では、上京すべき人、地元で勝てる人、そして将来的にフルリモートを実現するための「現実的な手順」を解説します。
【現実】東京 vs 地方の「残酷な格差」と、上京の投資対効果(ROI)
まずは感情論抜きに、データとしての現実を見てみましょう。

Web系ベンチャーや最新技術を扱う企業の求人は、圧倒的に東京に集中しています。年収も、同じ未経験スタートでも東京の方が月3万〜5万円ほど高いのが相場です。
上京にかかるコストは「半年」でペイできる
上京を躊躇する最大の理由は「お金(引越し費用)」だと思います。およそ50万円前後はかかるでしょう。
しかし、東京の給与水準(月+5万円前後)と、転職後の昇給スピード(東京の方が圧倒的に早い)を考えれば、その50万円は半年〜1年で回収(ペイ)できます。
20代で独身、身軽な方であれば、迷わず「上京」を選ぶのが、最も投資対効果の高い選択です。
戦略1:【野心派】覚悟を決めて「上京」するルート
「早く年収を上げたい」「モダンな技術に触れたい」という野心があるなら、東京に出るのが一番です。
上京転職に強いエージェントを使えば、住居の相談や、引越し費用のサポートがある企業を紹介してくれることもあります。
上京支援に強いエージェント
- Tamesy(タメシー):地方からの上京支援に非常に力を入れています。「住む場所」の相談も含めてできるのが強みです。
- ユニゾンキャリア:東京の優良企業に強く、未経験からのキャリアアップ実績が豊富です。
戦略2:【堅実派】地元で稼ぐ「エリア別」生存戦略
「家族がいる」「地元が好き」という方は、無理に上京する必要はありません。
ただし、住んでいるエリアによって戦い方が変わります。
【Zone A】地方都市(札幌・仙台・大阪・福岡)の方
これらの都市には、東京のWeb系企業の支社や、元気な地場スタートアップが存在します。「地方=SESしかない」というのは思い込みです。
まずはワークポートなどの全国対応エージェントで、地元の自社開発やWeb系求人を探してみてください。意外と見つかります。
【Zone B】東海エリア(愛知・岐阜・三重)の方 ※注目!
このエリアにお住まいの方は、非常にラッキーです。
なぜなら、「製造業 × IT」という、東京にも負けない巨大な安定市場があるからです。
自動車産業を中心とした組み込み系やシステム開発の需要が凄まじく、給与水準も高いです。このエリアに関しては、無理に上京する必要性は最も低いと言えます。
東海エリア最強の味方「アドプラ」
東海3県(愛知・岐阜・三重)でIT転職をするなら、大手で埋もれるよりも「地域特化型」を使うべきです。
アドプラはこのエリアに特化しており、地元の優良メーカーやSIerの求人を独占的に持っています。「地元の安定企業で働きたい」なら、ここは外せません。
※愛知・岐阜・三重にお住まいの方限定です
【Zone C】それ以外の地域の方
正直に言います。上記以外の地域では、Web系企業の求人は絶望的に少ないです。
基本的には「客先常駐(SES)」や、車通勤でのシステム保守などがメインになります。
しかし、腐る必要はありません。次の「戦略3」を見てください。
戦略3:【ドリーム派】将来的に「フルリモート」を実現する王道ルート
「地方に住みながら、東京のWeb企業でフルリモート勤務。給料は東京水準」
これが理想ですよね。しかし、「未経験 × フルリモート」の求人は、全体の0.1%以下です。ここを目指して転職活動をすると、永遠に内定が出ません。
現実的かつ、最も確実なルートはこれです。

2段階ステップで攻略する
- Step 1:地元のSES企業に就職する
給料が安くても、現場が遠くても我慢します。ここで1〜2年、泥臭く「開発」や「インフラ」の実務経験を積みます。 - Step 2:実務経験者として東京のリモート案件に転職
「実務経験2年」があれば、転職市場での価値は一変します。東京の企業も「経験者ならリモートでもOK」と判断してくれます。
これが、凡人が地方で高年収リモートワークを手にする唯一の再現性あるルートです。
Step 1を突破するための準備
地元のSES企業に入るためにも、最低限のスキルは必要です。特にリモートに繋がりやすい「クラウド(AWS)」や「インフラ(Linux)」の知識を今からつけておくと、Step 2への移行がスムーズになります。
CODE×CODEのような、インフラ実務に特化したスクールで基礎を固めておくのが賢い戦略です。
まとめ:あなたの「住所」に合わせた戦略を
「どこに住んでいるか」で、取るべき戦略は変わります。
場所を言い訳にして諦める必要はありません。
正しい戦略を選べば、どこにいてもエンジニアとしてのキャリアは作れます。