「ITパスポート、独学で受かるのかな?」
「文系だし、ITのことはさっぱり…」
そんな不安を抱えていませんか?
結論から言うと、ITパスポートは独学で余裕で合格できます。
それどころか、正しい勉強法さえ知っていれば、偏差値や予備知識に関係なく、誰でも「30時間〜50時間」の勉強で合格ラインに到達可能です。
この記事では、完全未経験からIT業界へ転身した筆者が、合格率90%を超える「最短・挫折なしの勉強法ロードマップ」を公開します。
ITパスポートの合格に必要な「時間」と「難易度」
まず敵を知りましょう。「どれくらい勉強すればいいの?」という疑問にお答えします。
勉強時間は「30時間〜100時間」
一般的には「100時間」と言われていますが、これはあくまで「余裕を持って、満点を目指す場合」の話です。
合格ライン(6割)を超えるだけで良ければ、効率的に進めれば30時間〜50時間で十分です。
1日1時間の勉強なら1ヶ月〜1.5ヶ月。週末にまとめてやるなら2〜3週間で終わるレベルです。
合格率50%の罠
「合格率50%って、2人に1人は落ちるの? 結構難しくない?」と思ったかもしれません。
しかし、この数字にはカラクリがあります。ITパスポートは企業が新入社員に強制的に受けさせたり、「とりあえず記念受験」をする層が非常に多い試験です。
「ちゃんと勉強して受けに来た人」に限れば、合格率は8〜9割を超えるはずです。脅威に感じる必要はありません。
【完全ロードマップ】未経験が最短で合格する3ステップ
では、具体的な勉強法です。以下の3ステップを順番に進めてください。

Step 1:インプット(体系理解)
いきなり過去問を解き始めるのは挫折の元です。まずは「IT用語の全体像」をつかみましょう。
ここで重要なのが、「本を一冊買う」ことです。
「ネットだけで無料完結させたい」という気持ちはわかりますが、完全未経験者の場合、わからない単語をネットで調べて、その解説に出てくる単語をまた調べて…という無限ループに陥りがちです。
体系的にまとまった書籍を「辞書代わり」に持っておくのが、結果的に(時間というコストにおいて)最も安上がりです。
おすすめは『いちばんやさしいITパスポート(通称:いちパン)』などの、イラストが多い入門書です。
もし「本を読むのが苦手」という人は、Udemy等の動画教材を使うのも非常に有効です。通勤時間や家事の合間に耳から学習できます。
おすすめのUdemy講座については、以下の記事で詳しく紹介しています。
Step 2:アウトプット(過去問道場)
インプットが終わったら、あとはひたすら問題を解くだけです。
使うツールは一つだけ。神サイト「ITパスポート試験ドットコム(過去問道場)」です。
ここでのポイントは以下の2点です。
- 必ずアカウント作成(ログイン)する:
学習履歴を残すことで、自動的に「苦手な問題」だけを出題してくれるようになります。これが最短合格の鍵です。 - 「令和」以降の問題から解く:
ITの世界はドッグイヤーです。古い年度の問題を解いても、現在の技術トレンド(AI、IoTなど)に対応できません。新しい年度から遡って解くのが鉄則です。
Step 3:仕上げ(CBT模試・用語)
試験直前は、仕上げに入ります。
まず、IPA公式サイトで公開されている「CBT擬似体験ソフトウェア」を必ず一度は触っておいてください。
本番はPCで受験しますが、操作方法に戸惑ってパニックになると実力を発揮できません。「どんな画面なのか」を知っておくだけで、当日の緊張が半分になります。
あとは、「アルファベット3文字用語(SLA、BCPなど)」を詰め込み、計算問題(損益分岐点など)は「時間がかかりそうなら捨てる」という勇気を持つこと。これで合格圏内です。
独学か?スクールか?メリット・デメリット比較
基本的には、上記の方法での「独学」をおすすめします。数万円のスクール代を払う必要性は低いです。
ただし、「一人だと絶対にサボってしまう」「誰かに監視されないと勉強できない」というタイプの方は、安価な通信講座(スタディングなど)を利用するのも手です。
もし高額なスクールに通うなら、ITパスポート取得だけでなく、その後の「就職・転職」までサポートしてくれるところを選ばないと損です。
合格しても「転職」はできない?次にやるべきこと
最後に、残酷な真実をお伝えします。
ITパスポートを取っただけでは、ITエンジニアにはなれません。
この資格はあくまで「IT基礎教養」の証明であり、実務スキルではないからです。
詳しくは以下の記事でも解説していますが、ITパスポートは「スタートラインに立つための切符」に過ぎません。
合格した後に何をするかが重要です。
インフラエンジニアを目指すなら
サーバーやネットワークを支えるインフラエンジニアを目指すなら、次は「LPIC」や「AWS認定」などの専門資格へステップアップしましょう。
開発エンジニアを目指すなら
Webサイトやアプリを作る開発エンジニアになりたいなら、資格よりも「ポートフォリオ(成果物)」が重要です。
プログラミング学習を始め、自分の作品を作りましょう。
まとめ:まずは「過去問道場」をブックマークすることから
あれこれ悩む前に、まずは行動です。
今日やるべきことは2つだけ。
- わかりやすい入門書を1冊ポチる
- 「過去問道場」をブックマークして、1問だけ解いてみる
ITパスポートは、IT業界へのパスポート(入場券)です。
サクッと合格して、その先の面白い世界(エンジニアとしての実務)へ進んでいきましょう。