こんにちは、カイトです。
元住宅営業マンで、現在はIT企業のWebディレクターをしています。
この記事にたどり着いたあなたは、こんな検索をしたのではないでしょうか。
「工場勤務 辞めたい」
「ライン作業 辛い」
「交代勤務 辞めたい」
夜勤明けのぼんやりした頭で、スマホをスクロールしながら「このまま40歳、50歳になっても同じことしてるのかな…」と考えている。
その気持ち、すごくよく分かります。
僕自身は工場ではなく不動産営業でしたが、「体がキツい」「将来が見えない」「このまま年を取ったら詰む」という焦りは同じでした。
結論から言います。
工場勤務で培ったスキルは、あなたが思っている以上に「IT業界」で通用します。
この記事では、工場から未経験でIT業界へ転職するための全手順を、元異業種の僕がゼロから解説します。
「辞めたいけど、何から始めればいいか分からない」という人は、とりあえず最後まで読んでみてください。
「工場辞めたい」は甘えじゃない。辞めたくなる5つの”まともな理由”
まず最初に言わせてください。
「工場辞めたい」と思うことは、甘えでもワガママでもありません。
実際、多くの工場勤務者が同じ悩みを抱えています。
以下の5つのうち、1つでも当てはまるなら、それは「辞めたい理由」として十分すぎます。
交代勤務(夜勤)で生活リズムが崩壊する
3交代制や2交代制のシフト勤務は、人間の体内時計を完全に破壊します。
日勤→夜勤→日勤…と数日おきにリズムが変わるため、慢性的な睡眠不足に陥ります。
友人と予定が合わない。家族と夕食が食べられない。土日に出かけても体がダルい。
「夜勤手当があるから」と自分を納得させても、体は正直です。
30代を超えたあたりから、疲れが取れなくなっていく感覚がリアルに迫ってきます。
ライン作業の単純労働で「自分の成長」が見えない
毎日同じ製品を、同じ手順で、同じ速度で作り続ける。
最初は覚えることがあって新鮮ですが、半年もすれば「作業」になります。
1年後も3年後も、やっていることがほとんど変わらない。実はそれが一番キツい。
「スキルが積み上がらない」という恐怖は、じわじわとメンタルを削っていきます。
体力的にキツい。腰痛・騒音・暑さ寒さと戦う毎日
8時間以上の立ちっぱなし。重量物の運搬。真夏でも真冬でも変わらない工場内の環境。
腰痛や膝痛が「職業病」として当たり前になっている職場はすでに異常です。
20代のうちは気合いで乗り切れても、「40代になったら確実に無理だ」と直感で分かっているはずです。
年収が頭打ち。昇給が年3,000円の現実
工場勤務の給与体系は、基本給が低く、夜勤手当や残業でカサ増しする構造です。
つまり、「体を酷使する=稼げる」「体を休める=手取りが減る」という恐ろしい仕組みになっています。
昇給は年に数千円。10年勤めても劇的に上がることはほぼありません。
「今のままで結婚できるのか」「子供ができたらどうなるのか」という不安は、年を重ねるほど大きくなります。
将来性への不安。AI・ロボットに仕事を奪われる?
工場の自動化・省人化のニュースは、もはや毎週のように流れてきます。
「ロボットでもできる作業を、人間がやっている」という現実を目の前で見ながら働き続けるのは、精神的にかなり堪えます。
「今すぐクビにはならないけど、10年後は分からない」
この漠然とした不安こそ、「辞めたい」の正体です。そしてそれは、正しい危機感です。
「仕事辞めたい」20代は甘え?3年未満でも”次”が決まる逃げ道戦略でも触れていますが、「辞めたい」と感じるのは正常な判断力がある証拠です。
工場勤務のスキルは「IT転職」で意外と武器になる

「工場しか経験がないのに、IT業界なんて無理でしょ…」
そう思っているなら、今から言うことをよく聞いてください。
工場で当たり前にやっていたことが、IT業界では「貴重なスキル」として評価されます。
品質管理・改善提案 → QAエンジニア・テスターへの適性
工場で不良品を見つけたり、「こうすればもっと効率が良くなるのに」と改善提案をした経験はありませんか?
実はこれ、IT業界の「QAエンジニア(品質保証)」や「テスター」の仕事と本質的に同じです。
ソフトウェアにバグ(不良品)がないか確認し、あればどう直すかを報告する。
「製品の品質を守る」というマインドセットは、まさに工場育ちの最大の武器です。
マニュアル遵守・正確なオペレーション → インフラエンジニアの素質
工場では「手順書通りにやること」が絶対のルールですよね。
勝手にやり方を変えるのはNG。決められた手順を、正確に、確実にこなす。
この能力は、IT業界の「インフラエンジニア」で最も求められるスキルそのものです。
サーバーやネットワークの運用は、基本的に「手順書(runbook)」に沿って行います。
ミスが許されない環境で正確なオペレーションができる人は、インフラ現場で即戦力になれます。
チームでの連携・報連相 → IT現場で最も求められるスキル
「エンジニアってPCに向かって一人で黙々と作業するんでしょ?」
これは半分正解で、半分間違いです。
IT業界でも「報連相」は超重要。むしろ、コミュニケーション能力が足りないエンジニアのほうが評価されません。
工場のラインでチーム作業をこなしてきた経験は、IT現場のチーム開発・チーム運用でしっかり活きます。
「あいつ、ちゃんと報告してくれるから安心だな」と思われるだけで、未経験の評価は爆上がりです。
IT業界にどんな職種があるか気になった方は、【図解】ITエンジニアの種類を全解説!未経験が目指すべき『3つの職種』とは?をご覧ください。
工場から未経験でIT転職する「3ステップ」ロードマップ
「工場のスキルが使えるのは分かった。じゃあ、具体的に何をすればいいの?」
ここからは、工場で働きながら(在職中に)IT転職を成功させるための、現実的な3ステップを解説します。
STEP1|IT基礎知識をインプットする(目安:1〜2ヶ月)
いきなり転職活動を始める前に、最低限の「IT用語」を理解しておきましょう。
おすすめは「ITパスポート」レベルの勉強です。
資格を取得すれば面接で「勉強しています」の証明になりますし、取得しなくても用語が分かるだけで面接の受け答えが圧倒的に変わります。
勉強方法は、YouTube動画やUdemyの講座で十分。通勤時間や休憩時間にスマホで学べるものを選びましょう。
詳しい勉強法はITパスポートは独学で余裕?合格率90%を超える最短勉強法ロードマップで解説しています。
「独学でどこまでやればいいの?」と不安な方はIT転職は独学で無理?生存ルートと完全攻略法も参考にしてください。
STEP2|転職エージェントに登録して「市場価値」を知る(STEP1と並行可)
勉強と同時進行で、転職エージェントに登録しておきましょう。
ここが最重要ポイントです。
「求人サイトで自分で探す」のではなく、「未経験に強い専門エージェント」に任せること。
理由は2つあります。
- ブラック企業を事前にフィルターしてくれる:自分で探すと「未経験歓迎」の甘い言葉に騙されやすい。エージェントは企業の内部事情を知っているので、危険な会社を弾いてくれる。
- 工場で働きながらでも転職活動できる:面接の日程調整・書類作成をエージェントが代行してくれるので、忙しいシフト勤務でも効率的に進められる。
登録は無料なので、まずは「自分のスペックでどんなIT求人があるのか」を確認するだけでもOKです。
おすすめのエージェントは後述しますが、先に知りたい方はIT転職エージェントおすすめランキングをチェックしてください。
STEP3|面接対策と企業選びで「ブラック企業」を回避する
IT業界にも「ブラック企業」は存在します。
特に未経験者がハマりやすいのが、「技術が身につかない派遣先に飛ばされるSES企業」です。
工場の辛さから「とにかく逃げたい」と焦って転職すると、このパターンにハマります。
「書類選考なし」「大量採用」「研修が手厚いです!」と謳っている会社ほど要注意です。
SESの仕組みを理解しておくと、地雷を踏む確率がグッと下がります。
【図解】SESとは?未経験が「やめとけ」と言われる実態と、ホワイト企業の選び方は必読です。
また、求人票のどこを見ればブラックを見抜けるかは、ブラック求人の「嘘」を見抜く探偵マニュアル!危険ワードと面接での尋問テクニック7選で詳しく解説しています。
工場出身者が狙うべきIT職種3選
「IT転職」と一口に言っても、職種は多種多様です。
プログラミング未経験の状態で、いきなり開発エンジニアを目指すのは正直ハードルが高い。
ここでは、工場経験との親和性が高く、未経験からでも現実的に就職できる3つの職種を紹介します。
①インフラエンジニア(サーバー/ネットワーク)
ITシステムの「土台」を支える職種です。
サーバーやネットワーク機器の構築・運用・監視が主な業務になります。
工場経験が活きるポイント:
- 手順書に沿った正確なオペレーションが仕事の基本
- 「ミスなく安定稼働させる」という品質意識が直接活きる
- CCNA・LPICなどの資格でキャリアアップのルートが明確
開発系と違って「正解がある世界」なので、工場の「手順書文化」に慣れている人にはうってつけです。
詳しくはインフラエンジニアとは?「やめとけ」の嘘と、文系こそ目指すべき5つの理由をご覧ください。
②テスター(QAエンジニア)
ソフトウェアの品質を検証する職種です。
テスト仕様書(検査表のようなもの)に沿って、アプリやWebサービスの動作を確認し、バグ(不具合)を報告します。
工場経験が活きるポイント:
- 「検品・品質管理」の経験がそのまま活きる
- 仕様書通りに確認する作業は、ラインの検査工程と似ている
- プログラミングスキルは不要で、未経験の入口として最適
「テスターって単純作業でしょ?」と思われがちですが、経験を積めば「テスト自動化エンジニア」「QAリード」へとキャリアアップでき、年収600万〜800万も十分に狙えます。
③ヘルプデスク・テクニカルサポート
社内のPCトラブルや、顧客からの技術的な問い合わせに対応する職種です。
工場経験が活きるポイント:
- 技術力よりも「丁寧さ」「正確さ」「粘り強さ」が評価される
- 困っている人を助ける仕事なので、チームで協力してきた経験が活きる
- ヘルプデスクからインフラエンジニアやセキュリティ職へのステップアップも可能
「ITの入口」としてはハードルが最も低く、デスクワーク経験を積むにはうってつけの職種です。
「工場しか経験ない」を武器に変える!面接で刺さる自己PRの型
職種を決めたら、次は面接対策です。
ここで最も大切なのは、「工場での経験をITの言葉に翻訳する」こと。
NGパターン:「御社で成長したいです」はなぜ落ちるのか
未経験者がやりがちな最悪の志望動機がこれです。
「ITに興味があり、御社で成長したいと思いました」
面接官は毎日この手の回答を聞いています。
「成長したい」は、翻訳すると「教えてもらいたい」です。会社は学校ではないので、これだけでは落ちます。
合格テンプレート:「工場の改善提案をITで実現したい」
以下の3段構成で話すだけで、面接官の印象は劇的に変わります。
① 工場での具体的なエピソード
「製造ラインで品質不良が続いた際、自分なりに原因を分析し、作業手順の改善を提案しました。結果、不良率が◯%改善されました。」
② そこからITへの興味に繋がった理由
「この経験から、仕組みを改善すること自体に強い興味を持ちました。ITの力でさらに大きな規模の課題を解決したいと考え、転職を決意しました。」
③ 入社後にどう貢献するかの宣言
「工場で培った品質管理のマインドと、手順を正確に遂行する力を活かし、御社のインフラ運用に貢献したいと考えています。」
ポイントは、「教えてください」ではなく「貢献します」という姿勢。
工場での経験を「ITに通じるスキル」として言い換えるだけで、説得力が段違いになります。
志望動機・自己PRの書き方をもっと掘り下げたい方は、【IT転職】未経験でも「刺さる」志望動機の書き方もあわせてどうぞ。
工場辞めたい人が「今すぐ」登録すべき転職エージェント3選
ここまで読んで「動いてみよう」と思えた方へ。
工場出身の20代が、未経験からIT転職するのに最適なエージェントを3つ厳選しました。
すべて無料で利用でき、オンライン面談に対応しています。
まずは1社だけでいいので、「自分のスペックでどんな求人があるか」を確認してみてください。
ツナグバ ― 最短2週間で内定。20代特化のスピード転職
20代の未経験転職に特化したエージェントです。
- 口コミサイトNo.1のトップアドバイザーが在籍:他社で断られるような職歴でも、ポテンシャルを引き出すのが上手い
- 常時30,000件以上の求人を保有:工場勤務からの異業種転職でも、選択肢が豊富
- 入社後の定着率95%以上:スピード重視でもミスマッチが少ない
「とにかく早く今の環境を変えたい」という方は、ツナグバが最適です。
登録から最短2週間で内定が出た実績もあり、忙しいシフト勤務でも効率的に転職活動が進められます。
Tamesy(タメシー)― 学歴・職歴不問。未経験からITエンジニアへ
「学歴・職歴に自信がない」「工場とフリーターしか経験がない」
そんな方でも安心して利用できる、未経験特化のITエンジニア転職支援サービスです。
- 学歴・職歴を一切問わない:高卒・中退・フリーターでもITエンジニア正社員を目指せる
- 伴走型サポート:書類添削・面接対策を手厚くフォロー
- IT業界の正社員求人に特化:派遣やアルバイトではなく「正社員」にこだわっている
「キャリアをやり直したい」と本気で思っている人にとって、心理的ハードルが最も低いエージェントです。
キャリアカンパニー ― パソコン初心者でもOK。無料のITスクール付き
「そもそもパソコンに自信がない」「いきなり面接は怖い」という方にピッタリなのがキャリアカンパニーです。
- 完全無料のオンラインITスクール併設:まず知識をつけてから面接に臨める安心のフロー
- 利用者満足度4.8/5.0:伴走型サポートの質が極めて高い
- 求人票にない「企業のリアル」を共有:入社後に「こんなはずじゃなかった」を防げる
「パソコン初心者だけど、手に職をつけたい」という工場出身者が、最も安心して利用できるサービスです。
異業種(飲食・販売・工場など)からの転職実績が豊富なので、相談の段階から話がスムーズに進みます。
他にも気になるエージェントがある方は、【2026年】未経験からIT転職!おすすめエージェント比較ランキングで全社を比較しています。
よくある質問(FAQ)
Q. 高卒でもIT転職できますか?
できます。IT業界は圧倒的に「実力主義」の世界です。
高卒であっても、基礎知識を身につけてエージェントを活用すれば、正社員としてIT企業に入れます。
詳しくは高卒からIT転職は無理?「学歴不問」の真実と逆転ロードマップをご覧ください。
Q. プログラミングができなくてもIT業界に入れますか?
入れます。この記事で紹介したインフラエンジニア・テスター・ヘルプデスクは、プログラミングスキルが不要な職種です。
ただし、ITパスポートレベルの基礎知識は身につけておくと、面接での説得力が格段に上がります。
未経験のIT転職に資格は必要?本当に稼げる3つの資格を解説も参考にしてください。
Q. 工場を辞めるベストなタイミングは?
「在職中」に転職活動を始めて、内定が出てから退職するのが鉄則です。
「辞めてから動こう」は絶対にNGです。
収入が途絶えると焦りから判断力が鈍り、ブラック企業に飛び込んでしまうリスクが跳ね上がります。
エージェントを使えば、面接の日程調整や書類作成を代行してくれるので、シフト勤務でも十分に転職活動は可能です。
Q. 30代でも工場からIT転職は可能?
可能です。ただし、20代よりは間口が狭くなるのも事実です。
30代の場合は「何らかのIT基礎知識(資格など)」を持っていることが、書類選考の通過率を大きく左右します。
戦略を間違えなければ十分にチャンスはあるので、30代でIT転職は手遅れ?年収400万→600万へのV字回復ロードマップを参考にしてください。
まとめ:工場の「辞めたい」は、IT業界への「入場券」だ
この記事のポイントを整理します。
- 工場を辞めたいと思うのは甘えではなく、正常な判断力がある証拠
- 品質管理・マニュアル遵守・チームワークなど、工場のスキルはIT業界で武器になる
- インフラエンジニア・テスター・ヘルプデスクはプログラミング不要で始められる
- ブラック企業を避けるために、未経験特化のエージェントを使うのが鉄則
- 「在職中」に動き始めることが、失敗しない転職の最大のコツ
夜勤明けのぼんやりした頭で「このままでいいのかな…」と検索したあの瞬間。
それは、変わるための第一歩を踏み出した瞬間です。
工場で培った「真面目さ」「正確さ」「粘り強さ」は、IT業界では本当に貴重な財産です。
あとは、正しい方向に踏み出すだけ。
まずは1社だけ、エージェントに登録してみてください。
「自分のスペックでどんな求人があるか」を知るだけでも、見える景色は確実に変わります。
IT転職全体のロードマップを確認したい方は、【完全版】未経験からIT転職するロードマップもあわせてご覧ください。